多くの会社ではそろそろ新人研修が終わって配属先が決まり、どきどきの第一歩スタートといった状況でしょうか。「広告コミュニケーション」×「インターネット」のボーダー領域にいるスパイスボックスのような会社の悩みは、きっちりとした研修体制が用意しにくいことだったりします。業界自体がまだ成長過程なので関係者全員が日々研修状態、系統立てて育成する余裕のある会社のほうが少数なのではないでしょうか(と言い訳)。
なんてことを思いつつも、だいたい新人くんたちには「勉強したいのでどんな本を読むべきか教えてください」と言われることが多く、何を読もうかなんて考えてる時間があったらそのぶんかたっぱしから読みなさいというのが答えなのだが、今日はあくまでも僕個人が勉強になった本ではありますがズズズイッとピックアップしてみます。(追記:お酒飲みながら書いたのでずいぶんいい加減というか偏りが。。。)
「新・CMプランナー入門」中山幸雄、戸田洋介(電通)
理論的な教科書よりもこういった現場の気的な本のほうがあとから思えば自分にとって役に立ったかも。考え方のとっかかり、仕事に対するスタンス。
「コピーライター入門」原鴻一郎、石田勝寿(電通)
しりあがり寿さんイラストのコピーライター入門。コピーライターに興味があろうがなかろうが「言葉で伝える」ことの重さ・楽しさをこれも現場レベルで疑似体験できる本。
両方とも電通だあ。がんばれ博報堂。
「誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論」ドナルド・A. ノーマン(新曜社)
必読。ユーザー視点とか企画書に安易に書きがちだけど、ユーザー視点について語るならまずはこの本を読んでおくれ。アフォーダンスだなんだと概念を覚えるよりもこの本の写真や図版を眺めるほうがよっぽど勉強になった。
「翻訳夜話」村上春樹・柴田元幸(文芸春秋)
「言葉で伝える」ということに意識的になるためにどうぞ。「僕」と「私」はどうちがう?どうでもよい?「翻訳」というある意味客観的な作業が題材だからこそ、言葉の選び方・組み立て方が強く印象に残ります。
本ではなくブックマークより。
「正確な文章の書き方 How to write Japanese precisely」山本和彦(IIJ技術研究所)
http://www.mew.org/~kazu/doc/japanese.html
コンパクトながらボディブローのようにきいてきます。このブログ記事のようないい加減な文章なら勢いやリズムで書いてしまえばよいのですが、伝えたいことを間違いなく伝えるビジネス文書や企画書では「正確さ/曖昧さの排除」がたいせつになります。ふだんなにげなく使っている接続詞や助詞に意識をもっていくというだけでも必読です。
出典がまったく思い出せないのですが、「やはり」を多用するやつは頭が悪い、という文章を読んだことがあります。「やはり」「やっぱり」という言葉は、議論を棚上げし結論を根拠なく正当化しようとする非常に傲慢な接続詞。30代女性をターゲットとする考えと20代男性にフォーカスする考えとがあるが、ここはやはり30代女性を狙うべきだ、というように最初っから自分が思ってた結論に強引に導く手法。「やはり」を使いすぎないよう気をつけましょう。
「広告の科学 : その発想と戦略」チャールズ・ヤン(中央公論社)
古典。広告の基本。あまり内容を覚えてないけど。。。
「売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則」アル・ライズ、ジャック・トラウト(東急エージェンシー)
とっても読みやすくガツンときます。ただしあくまでもマーケティングではなくマーケティング・コミュニケーションの一視点。コトラーやドラッカー、ポーターとは違うです。
というか今度は東急エージェンシーじゃないか。がんばれ博報堂。
「ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル」照屋華子、岡田恵子(東洋経済新報社)
ロジカル・シンキング入門。この本で概念をつかんだら、「考える技術・書く技術
―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」バーバラ・ミント、「問題解決プロフェッショナル「思考と技術」」齋藤嘉則をどうぞ。ただこの手の本ってあくまで整理手法なわけで、読んだからといってすごい突破力が出るわけじゃないと思う。
あと啓発系だと「仕事は楽しいかね?」デイル・ドーテン、「成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語」神田昌典(この本はスパイスボックス社長の田村からの推薦だったりする)といったあたりかなあ。
って、自宅から記憶を頼りに書いているので明日会社で本棚眺めてみます。
<追記>
とりあえず会社のデスクの目の前に転がってた本から。
「実践情報アーキテクチャ」エリック・L・ライス(ピアソン・エデューケーション)
もはや事例等が古すぎて笑えるが、カテゴリわけやラベリングの基本概念理解にはとてもよいと思う。
「マーケティング戦略ハンドブック」Team MaRIVE、松下芳生(PHP研究所)
ハンドブックものでは抜群。図式がうまいので、参考になる。
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COMMENTS (2)
お仕事ブログなのに、内容に関係のないコメント失礼します。
是永さんて、昔、倉敷市に住んでませんでした?
私、もしかしたら、小学生のとき、近所に住んでたシバタ(同級生)なんですけど…
違ってたらごめんなさい!!
>シバタさん、
うわーーーーーーー、倉敷市立霞丘小学校!柴田さんのこと、覚えてるよー、というか二十何年ぶりってことだよね。そういえばあのとき・・・(以下メールにてよろしくお願いします。名字アルファベット@spicebox.co.jpまで(笑))
こんなものもあった!
http://www.kurashiki-oky.ed.jp/school/kasumi-e/30%20gaiyou/4-song_flag/schoolsong_wmv256.wmv