記事概要
Z世代に対して情報を効果的に流通させるためには、トライブ(SNS上に存在する共通した価値観・嗜好性を持つユーザー群)を分析して、特定のトライブに所属するユーザーから実際にフォローされているインフルエンサーを活用した施策が有効です。
本記事ではインフルエンサー施策のトライアルを開始できるように、ターゲットトライブの選定方法とメリットについて詳しく解説します。 SNSにおける情報の広がり方には「ヒト起点」と「コト起点」があります。インフルエンサー施策はヒト起点で情報を拡散する代表的な手法なので、選定方法を知って、すぐにトライアルを開始する準備を整えましょう。
目次
ターゲットトライブの選定方法
インフルエンサー施策を開始するためには、はじめにターゲットトライブを選定する必要があります。ターゲットトライブを適切に選定できると、次の2つを知ることができます。
- トライブに所属するユーザーに共通する価値観や嗜好性
- それらのユーザーに効果的に情報を届けるインフルエンサーが誰なのか
それでは早速、選定方法について解説します。
4つの視点からターゲットトライブを選定
ターゲットトライブは、画像に記載のある4つの視点から選定します。
この4つの視点を満たすトライブでなければ、インフルエンサー施策の成功に運の要素が大きく絡むことになってしまいます。裏を返すと、商品・ブランドとの関係において4つの視点を満たすトライブを見つけることができれば、プロモーションから効果検証までを一貫して戦略的に展開できるのです。
ターゲットトライブ選定の具体例
ターゲットトライブの具体例については上の画像を確認してください。この表は「小売店で購入できるスイーツ」のプロモーション戦略を練る際のトライブ分析です。4つの視点で総合的な分析をかけているのが分かります。
ターゲットトライブ選定のメリット
続いて、ターゲットトライブを選定するメリットを紹介します。
効果的な重複リーチを実現できるメリットがある
丁寧にターゲットトライブを分析した上でインフルエンサーを活用したプロモーションを実行できると、ユーザーに対して効果的な重複リーチを実現できるメリットがあります。
受動的に情報に接するマス媒体と異なり、SNSではユーザーは能動的に情報に触れていきます。そのためSNSにおいて同じ広告に繰り返し接触させることは、ユーザーの嫌悪感につながってしまうのです。
こうした問題点を効果的に解決するのが、インフルエンサーを活用して実現する重複リーチです。トライブに所属するユーザー群は同じ価値観・嗜好性を持つため、一人のユーザーのもとには、インフルエンサーが発信した商品情報と他のユーザーが発信した商品情報が重複して届きます。
このように、一つの商品情報について常に違う角度から触れられるため、ユーザーの中に嫌悪感を形成せずに商品に対する認知を高められるのです。
数字で見る重複リーチの効果
上のグラフから読み取れるのは、フォロー人数が多くなり重複リーチの回数が増えるに連れて、認知および購入意向が高まることです。認知自体は重複リーチの回数とほぼ比例して伸びますが、購入意向は重複リーチが10回以上になると一気に伸びているのが分かります。
特定のトライブにおいて、多くの人からフォローされるインフルエンサーを通して商品情報をユーザーに届けるのが、いかに重要かが分かるでしょう。このように、ユーザーに嫌悪感を与えずに重複リーチを実現するためには、トライブ分析に基づくインフルエンサー施策が有効です。
トライブ分析はspiceboxにご依頼ください
トライブ分析は、SNSにおいて明確な仕切りを持たずに存在するコミュニティを、地道な作業から見つけ出すものです。そのためトライブ分析の活用により、運の要素を可能な限り排除した戦略的なマーケティングを展開できます。
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