[ ウェビナーレポート ]
WEBINAR
脱・マスタレントで売上120%増 !
「共感」を「購買」に変えるSNS戦略
ウェビナーレポート
2026.01.22 (木)
- トライブマーケティング
- SNSキャンペーン
概要
「認知」だけではモノが売れない時代に、ZIMAはいかにして「売上昨対比120%超」を叩き出したのか?
白鶴酒造株式会社ご担当者様をお招きし、低アルコール飲料「ZIMA」の再ブレイクを支えた「#ZIMA_X」プロジェクトの全貌を公開します。
コロナ禍と一時撤退により、若年層の認知が薄れてしまったZIMA。
そこで弊社がご支援に入り、2年目となる本プロジェクトでは戦略を大きく転換。
SNSビッグデータを活用し、「HIPHOP」「ファッション」「サブカル」という特定の相性が良い”トライブ(界隈)” を特定し、熱量を高める戦略に注力しました。
結果、エンゲージメント量は前年の1.63倍、売上は120%超を記録し、
ZIMA缶は缶アルコール飲料カテゴリーで業界No.1の伸長率を達成。ZIMA瓶は瓶RTDが縮小する中、唯一の伸長ブランドとなりました。
本ウェビナーでは、なぜ「脱・マスタレント」を決断できたのか?
データからどうやって「熱狂する界隈」を見つけたのか?
そして、エンゲージメントをどうやって「売上」に繋げたのか? その戦略と実行の裏側を、対談形式で余すことなく語ります。
登壇者
-
株式会社スパイスボックス
ビジネスプロデュース局
局長代理/シニアプロデューサー
田口 大輔2018年にスパイスボックス新卒入社。
ビジネスプロデューサーとして、様々な業界でのデジタルマーケティング施策の戦略策定~プランニング~実行/PDCAに従事。
特にSNS上での生活者から共感を集める“エンゲージメントコミュニケーション”の戦略策定~プランニングを得意としている。
2023年度社内Awardで年間MVPも獲得。 -
【ゲスト登壇】
白鶴酒造株式会社
マーケティング開発本部 ZIMAブランドマネージャー
小倉 健太郎様白鶴酒造に入社後、日本酒の製造・研究・営業を経て、本社で商品開発・販促業務に従事。
現在はモルソンクアーズ社のZIMA、BLUE MOONブランドマネージャーとして、輸入から商品開発、販促・広告・SNS・イベント施策まで幅広く担当し、ブランド価値向上に取り組む
目次
- ポイント
- 【THEME 1】再上陸初年度の挑戦と学び~なぜ認知だけでは売れなかったのか~
- 【THEME 2】戦略転換の決断~SNSビッグデータが示した「3つのトライブ」~
- 【THEME 3】#ZIMA_X の舞台裏~トライブを捉え、共感を生むクリエイティブ~
- 【THEME 4】成果を証明するデータ~ENG量1.63 倍・売上 120%増の背景~
- 【THEME 5】白鶴酒造が目指す、今後の展望
- Q&A
ポイント
【THEME 1】再上陸初年度の挑戦と学び~なぜ認知だけでは売れなかったのか~
再上陸初年度、ZIMAはCreepy Nutsを起用した大型プロモーションを展開しました。
楽曲タイアップに加え、メインビジュアルにも登場してもらい、さらにマストバイキャンペーンも同時に実施。話題性という点では、非常に大きなインパクトを生むことができました。
当時すでに高い注目を集めていたCreepy Nutsの起用は、企業としての安心感にもつながり、ZIMA再上陸を後押しする重要な要素だったことは間違いありません。一方で、振り返ってみると、メーカー発信による一方通行のコミュニケーションになってしまっていた、という反省も残りました。
スパイスボックスが支援に入ったのは、再上陸から2年目のタイミング。
アルコール飲料市場には競合ブランドが数多く存在しており、再上陸したZIMAにとっては、いかにして「ブランドスイッチ」を起こすかが大きな課題でした。
しかし、競合と同じように幅広く網羅的なコミュニケーションを行うには、圧倒的なマーケティング予算が必要になります。現実的にそれを選択するのは難しく、別のアプローチを模索する必要があったため、ZIMAならではの戦い方を設計していくことになりました。
そこで、「ZIMAと相性が良い」ターゲットに集中的に予算を投下し、ターゲット内で共感の連鎖を促すことで態度変容を狙っていくことが勝ち筋となると考えました。

ブランドメッセージである「MADE TO MIX」も踏まえ、いくつかの特定カルチャーで話題化されることにフォーカスしました。ZIMAを起点にいくつかのカルチャー同⼠が交わり、シナジーが⽣まれることを目指しました。
ブランドメッセージである「MADE TO MIX」を軸に、私たちは「広く届ける」のではなく、いくつかの特定カルチャーの中で話題になることにフォーカスしました。その上で、ZIMAを起点に、異なるカルチャー同士が交わり、そこから新しいシナジーが生まれていく状態を目指したのです。
営業チームからは「ZIMAのブランド力を高めたい」「認知をさらに広げたい」という声も上がっていたため、今回の提案を受けたときには、ZIMAというプロダクトの魅力をしっかりと伝えられそうだと、素直にワクワクしたことを覚えています。
(ZIMA担当者)
【THEME 2】戦略転換の決断~SNSビッグデータが示した「3つのトライブ」~
若年層を狙いたい場合、エンゲージメントが重要な指標になります。
生活者のタイムラインには、日々無数の投稿が流れています。
その中で企業側が、ただやみくもにインプレッション数を積み上げるだけでは、成果につながりにくくなっているのが現状です。
生活者が情報に触れた瞬間に、手を止め、読み、何らかのアクションを起こす。こうした一連の反応こそが「エンゲージメント」であり、ブランドや商品に対する共感や好意の表れだと私たちは考えています。
つまり、企業が目指すべきは単なる接触回数の最大化ではなく、エンゲージメントの獲得です。それを積み重ねていくことで、ブランドや商品に対する「好意的な認知」が形成されていくのです。
また、各SNSのアルゴリズムを見ても、エンゲージメントが情報拡散においての重要指標になっているため、いかに生活者に共感されるコンテンツを作れるかが重要です。
実際に、エンゲージメントが売上に結びついた事例は数多く存在します。
例えば、あるお菓子ブランドがX上で11万いいねを獲得した直後に売り切れとなりました。
また、化粧品カテゴリーでは、SNS上でのエンゲージメント量が棚撮りの増加に影響し、結果として店頭での露出や売上につながるケースも見られます。
映画業界でも、SNS上のエンゲージメントが集客に直結していることが確認されています。
興行収入を伸ばすためには、エンゲージメントを高めることが事実上必須の取り組みになっているのです。

そこで、ZIMAが持つ思いや商品ばかりを訴求するのではなく、同時に生活者が共感できるポイントをかけあわせたコンテンツ作りを考えました。

しかし、生活者のインサイトは多様化・細分化しています。
性・年齢ごとの価値観の差は薄くなり、趣味嗜好ごとに人々がつながり合ってトライブ(※)を形成しているため、年齢や性別だけでのセグメントや1メッセージでのコミュニケーションは難しくなっています 。
(※)トライブ
趣味嗜好や価値観を共有するコミュニティのことを指す。
そこで、スパイスボックス独自のSNSデータ分析を起点に、ZIMAに関心のある人々のトライブを可視化し、ターゲットを明確にした上で、最適な訴求軸・訴求方法で施策を行うことにしました。

全部で7つのトライブが出てきましたが、お酒に関するハッシュタグの投稿量や定性面での調査も踏まえ、相性のいいトライブを3つに絞りました。
【THEME 3】#ZIMA_X の舞台裏~トライブを捉え、共感を生むクリエイティブ~
ブランドコピーである「MADE TO MIX」を体現するため、異なるカルチャーやトライブのクロスに着目し、“ミックス”をテーマに据えたプロジェクトを展開しました。
選定した3つのトライブにおいては、データ分析をもとに影響力を持つ人物を可視化し、各トライブからキャスティングを実施。さらに、オリジナル楽曲およびミュージックビデオを制作し、それぞれの個性が交わる様子を表現しています。
マスタレントを起用するよりも、ターゲットが狭まるという不安が当初はあったのですが、何事もデータで示してくれたおかげで、いろいろなことが可視化できたので安心しました。むしろ、それぞれのタレントのみなさんが持っているパワーや個性のかけ合わせが起きることにとてもわくわくしていました。
(ZIMA担当者)
また、ミュージックビデオ公開の瞬間的な盛り上がりに留まらず、継続的な話題化を見据えた施策設計を行いました。ZIMAを片手に楽しめる体験を意識し、楽曲の世界観と親和性の高いプレイリストもあわせて提供しました。
その結果、動画に寄せられたコメントには購買行動を想起させる声も多く、コンテンツが態度変容へとつながっている手応えを得ることができました。
【THEME 4】成果を証明するデータ~ENG量1.63 倍・売上 120%増の背景~
【THEME 5】白鶴酒造が目指す、今後の展望
今後は、カルチャーに根付いたZIMAのシナジーを他の年齢層にも広げていくことを意識した取り組みに移行していきます。他のトライブに伝播させていくことも行っていきたいです。
Q&A
Q. 相性のいいトライブやキャスティングする人物は、どのように選定していますか?
ブランドへの親和性や愛着形成が見込めるトライブにフォーカスする場合もあれば、競合ブランドが十分にリーチできていないトライブをあえて狙うケースもあります。
キャスティングにおいては、いわゆるフォロワー数だけで判断するのではなく、トライブ内の生活者からどれだけフォローされているか、また実際にエンゲージメントを獲得できているかといった指標をデータで確認しながら選定しています。
Q.エンゲージメントを重視する施策の場合のKPIはどう設定しましたか?
競合ブランドのエンゲージメント数も基準にしながら、売上やインプレッション数などもKPIとして設定し、コミュニケーションの広がりとビジネス成果の両面を評価しています。
こちらもおすすめです
サービスの内容や具体的な支援範囲、費用など、お気軽にお問い合わせください。何ができるのかまずはお話しを聞いてみたい。ということでも構いません。弊社担当が対応させていただきます。



