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SNSにおけるブランディングコンテンツ成功の戦略とは?
ウェビナーレポート
2026.01.29 (木)
- ソーシャルリスニング
- SNSアカウント運用
概要
株式会社日立ソリューションズ様の担当者を招き、
SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)推進における認知・イメージ向上を図る、
SNSブランディング施策「#私の創る_な未来」について、
対談形式で課題や成果、運用ポイントなどをお話しいたします。
登壇者
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スパイスボックス
田口大輔
ビジネスプロデュース局
局長代理/シニアプロデューサー2018年にスパイスボックス新卒入社。
ビジネスプロデューサーとして、様々な業界でのデジタルマーケティング施策の戦略策定~プランニング~実行/PDCAに従事。
特にSNS上での生活者から共感を集める“エンゲージメントコミュニケーション”の戦略策定~プランニングを得意としている。
2023年度社内Awardで年間MVPも獲得。 -
スパイスボックス
田口陸斗
第1ビジネスプロデュース局
フィールドセールスユニット リーダー2022年にスパイスボックス新卒入社。
ビジネスプロデューサーとして、日用品・飲料・化粧品など様々な業界でのデジタルマーケティング施策の戦略策定~プランニング~実行/PDCAに従事。
2025年度から新規営業を行うフィールドセールスユニットのリーダーを務めている。
2023年度社内AwardでValueSales賞
2025年度社内Awardでヤングオブザイヤーを獲得。 -
【ゲスト登壇】
日立ソリューションズ
高橋祐美子様
経営企画本部 宣伝部部長代理商品・サービスのプロモーション業務(Web、カタログ、広告、セミナー、テレセールス等)に携わった後、2021年よりコーポレートブランディング業務に従事。SNS、Web、情報誌等、コンテンツ企画・運営を中心に、ステークホルダーリレーションを強化する活動に取り組み中。
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【ゲスト登壇】
日立ソリューションズ
石橋奈津様
経営企画本部 宣伝部担当法人営業を経験後、現部署に異動。企業ブランディング業務に従事。情報誌「プロワイズ」企画ほかキーメッセージ・キービジュアルの開発、卓上カレンダー制作などブランディングの企画や運用に携わる。
目次
SNS公式アカウント運用に力を入れることになったきっかけ
豊富な知識や最新の技術を、さまざまな製品やサービスと柔軟に組み合わせながら、お客様や社会の課題に対して最適なソリューションをグローバルに提供している企業、日立ソリューションズ。
SNSにより力を入れることになったきっかけは、会社全体として、SX(=サステナビリティ・トランスフォーメーション)(※2)を推進していくというリブランディングからでした。
(※2)SX(=サステナビリティ・トランスフォーメーション)
持続可能な社会の実現をめざして、社会的な価値と経済的な価値を両立させるための経営変革。

SNSは「いいね」や「リポスト」などでユーザーの反応を知ることができるだけでなく、拡散性もあるため、日立ソリューションズでも、SNSに着目。しかし、企画や投稿などのSNS公式アカウント運用を始めてみるも、大きな反応を得ることが難しかったため、スパイスボックスに相談をいただきました。
お取り組み内容
現在、スパイスボックスは、日立ソリューションズの公式Xアカウント(@hitachi_sol_SX)にて「#私の創る__な未来」と題したブランディングコンテンツを展開しています。
持続可能性のある未来を創っていきたいと考えているインフルエンサーを巻き込み、それぞれが創りたい未来を記事と画像で発信中。

福祉、環境、AI、地方創生など様々なカテゴリーにおけるインフルエンサーを起用しました。


お取り組みの結果
SNSコンテンツ作りで重要なポイント
まず、企業のSNS公式アカウント運用には以下のような変遷があります。

2010~2015年頃は、先行者利益が目立っていたためアカウントを立ち上げることが重要でした。そこから2015~2020年にはコンテンツの投下量をいかに多くできるかの勝負になり、現在は“質”のフェーズに移行しています。
生活者側のリテラシーも高まり、投下量を多くするだけではむしろ“嫌われる”企業/ブランドにもなりかねません。いかに今の生活者を捉えながら、戦略的に運用していくかが生き残るポイントになっています。

SNS上で大きなエンゲージメントを獲得したことで、生活者にニーズが生まれ在庫不足になるブランドも存在します。食品業界や映画などのエンタメ業界などでも、エンゲージメント獲得とGoogle検索ボリューム増加のタイミングには相関があることが確認できています。
“エンゲージメントコンテンツ”戦略3つのポイント
①【誰に】ターゲットを明確に
SNS上では、性・年齢ごとの価値観の差が薄くなり、趣味・嗜好ごとに人々がつながり合いコミュニティを形成していると考えられています。
そのため、本施策においても性・年齢でターゲットを絞るのではなく、まずは弊社のソーシャルリスニング調査によって「SX興味関心潜在層」に存在しているコミュニティを細分化し、10個ほどのカテゴリーを選出しました。その中でも、日立ソリューションズとの親和性やコミュニティ内のエンゲージメント量を吟味し、アプローチしていくコミュニティの優先順位を決定しました。

プロモーション系の施策の場合、ターゲティングは役職、業種、年代で区切ることが一般的だと思いますが、「SXに興味がある」コミュニティで区切っていくことは新鮮でした。しかし、社内で企画を通す際に、本当に出てきたターゲットとSXには関係性があるのか疑問視する声も上がったので、担当者自身が理解してしっかりと社内に説明する機会も重要だと感じています。(株式会社日立ソリューションズ・石橋)
②【何を】訴求軸を考える
訴求軸を考える上で、ブランドが伝えたいメッセージだけを一方的に伝える発信や、逆に生活者インサイトに寄り添いすぎた結果、ブランドメッセージが伝わらない発信ではエンゲージメントを高めることは難しいでしょう。
本施策でも、日立ソリューションズ様が伝えたいことを一方的に発信するのではなく、ターゲットとなる生活者のインサイトと接着させて“共感(=エンゲージメント)”を生み出すことを意識しました。

スパイスボックスでは、ソーシャルリスニング調査によってターゲットが共感しているコンテンツからインサイトを解析しています。「日立ソリューションズ」や「サステナブル」周りでエンゲージメントを獲得していたコンテンツを1年分、抽出してレポーティングしました。
どのコミュニティにも共通して見られた「本質的ではないアクションに対する批判」「自分たちで世の中を変えていきたい」といったターゲットのインサイトから、「#私の創る__な未来」という企画が生まれました。

「リアルな声」を拾えるという点で、ソーシャルリスニングツールが印象に残っています。
1年分ものデータを抽出していただき、かつマンパワーもかけて中身を見ていただけたことで、よりよい調査になったと思います。
また、施策を進める中で、スパイスボックスさんはしっかりと「これは良くないかも知れない」と忌憚なくご指摘いただきながら、「こっちのほうが良いのでは」と前向きな案をいただいて進められたことが非常にありがたかったです。(株式会社日立ソリューションズ・高橋)
③【どのように?】最適な手法を見つける
課題や目的によって、手法は様々ですが、今回の場合はインフルエンサーを活用しました。コミュニティ内では、企業からの発信よりもインフルエンサーからの発信のほうが信頼されやすい場合もあるからです。同時に、SNSでは熱量が高いユーザーから低いユーザーへと情報が流れていく構造となっているため、情報流通の発火点となり得るインフルエンサーを仲間に巻き込み、共に企業の魅力をコミュニティ内に発信していくことが重要だと考えています。

そして、最新の媒体アルゴリズムを理解した上で、細部を工夫していくことも重要です。アルゴリズムはプラットフォームや時期によっても異なりますが、当時のXでは長文のコンテンツは滞在時間が長くなり、おすすめ欄に流れやすいアルゴリズムだったため、本施策においても長文投稿を多用しました。
SNSはアルゴリズムだけでなく、画像の見え方が変わったり、新しい広告のメニューができていたりと変化が激しいなと感じています。自分たちでも日々学んでいかないといけないと思うと同時に、プロであるスパイスボックスさんにもお力添えいただきたいです。(株式会社日立ソリューションズ・高橋)
結果と今後の展望
日々の投稿だけでなく、キャンペーンも実施しました。
単なるプレゼントキャンペーンではなく、投稿形式のキャンペーンの形をとることで、生活者の方から「一緒に創りたい未来」を語っていただきました。3名のインフルエンサーにも投稿いただいたところ、2,000件ものUGC(=User Generated Content)を創出することに成功しました。

企業SNSは、学生さんを含めた一般生活者の皆様と交流できるツールでもありますので、日立ソリューションズをより知ってもらえるよう活用していきたいです。(株式会社日立ソリューションズ・高橋)
今後は、自社で運営しているコミュニティ「ハロみん」のイベントと「#私の創る__な未来」を連携させていくことで、参加者がコミュニケーションを取れるような地盤を作っていきたいです。
https://future.hitachi-solutions.co.jp/community/
そして、「BtoB企業のSNS公式アカウントと言えば日立ソリューションズ」と言っていただけるようにスパイスボックスさんとも連携して施策を推進していきたいと思います。(株式会社日立ソリューションズ・石橋)
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